京大対策

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京都大学の入試対策についての記事を収める。

京都大学の入学試験は概して難易度が高い。しかし、重箱の隅をつつく様な奇問難問は一切出題されず、予め指定された範囲において、必ず十分に考えられた良問を提示してくる。但し、特に英語に顕著な様に、他大学と比して特殊な形態の出題方法が採られる事が多い。

京大対応模試として、河合塾の即応オープン、代ゼミのプレ、駿台の実戦模試がある。各予備校は、大学の傾向を徹底的にチェックして大学別の問題を作成しているので、受験すれば、本番の入試に向けて大きな指針となり、また、本番の雰囲気に慣れることにもなるので、京大志願者は、これらの模試をできる限り受験することをお勧めする。

なお、2007年度から後期入試が廃止になった(医学部保健学科を除く)。

目次 [非表示]
1 英語
1.1 推薦図書
1.1.1 英文和訳
1.1.2 和文英訳
2 数学
2.1 数学の発想のしかた
2.2 推薦図書
2.2.1 総合演習用
2.2.2 解法習得用
3 世界史


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英語
京都大学の英語は、数十年間にわたり、英文和訳と和文英訳の2つを軸とした出題を続けて来た。これらは、大学入試英語の伝統を汲む最も正統的かつ本格的な出題であり、最高水準の対策が求められる。

ただし、過去にはごく稀ながら、英文和訳の代わりに要旨要約問題、和文英訳の代わりに自由英作文問題の出題がなされたことがあった。また、2005年度には、英文和訳大問2つのうち、1つは「〜について書かれた文を見つけて、その文を和訳せよ」という指示に変わった。従来どおりの英文和訳という姿勢は変わらないが、該当箇所を発見するという読解問題の要素が加わっており、該当箇所の発見を誤ると、和訳自体は満点でも零点になってしまうので、十分な注意が必要である(2006年度においては読解問題の要素は消え、再び該当箇所に下線を引いて指示する形態に戻った。しかし、今後の方針は不明なので、先行事例として注意しておく方がよいだろう)。

なお、総合人間学部と医学部では、以上に加えてリスニングテストが課される。

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推薦図書
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英文和訳
杉野隆・ 桑原信淑 『基礎英文解釈の技術100』(桐原書店、1994年)
杉野隆・桑原信淑 『英文解釈の技術100』(桐原書店、1991年)
中原道喜 『基礎英文問題精講』 (旺文社)
原仙作・中原道喜 『英文標準問題精講』 (旺文社)
伊藤和夫 『英文解釈教室 入門編』(研究社出版、1996年)
伊藤和夫 『英文解釈教室 基礎編』(研究社出版、1996年)
伊藤和夫 『英文解釈教室』(研究社出版、1997年)
伊藤和夫 『英文和訳演習 入門篇』 (駿台文庫、1989年)
伊藤和夫 『英文和訳演習 基礎篇』 (駿台文庫、1984年)
伊藤和夫 『英文和訳演習 中級篇』 (駿台文庫、1983年)
伊藤和夫 『英文和訳演習 上級篇』 (駿台文庫、1984年)
伊藤和夫 『英文和訳の十番勝負』 (駿台文庫、1997年)
高橋善昭 『英文読解講座』 (研究社出版、1986年)
高橋善昭 『英文和訳講座』 (研究社出版、1990年)
丹羽裕子 『入試英文 精読の極意』 (研究社出版、1993年)
薬袋善郎 『思考力をみがく 英文精読講義』 (研究社出版、2002年)
表三郎 『スーパー英文読解法 (上)』 (論創社、1991年)
表三郎 『スーパー英文読解法 (下)』 (論創社、1994年)
(表三郎 監修) 冨士哲也 『スーパー英文読解演習 (1)』 (論創社、1996年)
(表三郎 監修) 冨士哲也 『スーパー英文読解演習 (2)』 (論創社、1996年)
(表三郎 監修) 冨士哲也 『スーパー英文読解演習 (3)』 (論創社、1997年)
多田正行 『思考訓練の場としての英文解釈 1』 (育文社、1973年)
多田正行 『思考訓練の場としての英文解釈 2』 (育文社、1980年)
奥井潔 『英文読解のナビゲーター』 (研究社出版、1997年)
中畑佐知子 『中畑のインテグラル英文読解S (Vol.1) Yozemi TV-net』 (代々木ライブラリー、1998年)
中畑佐知子 『中畑のインテグラル英文読解S (Vol.2) Yozemi TV-net』 (代々木ライブラリー、1998年)
『英文解釈のトレーニング』シリーズ (増進会出版社)
安西徹雄 『翻訳英文法』 (バベル・プレス、1986年)
[ 改題・文庫化 ] 『英文翻訳術 (ちくま学芸文庫)』 (筑摩書房、1995年)
小林章夫 『英文読解力をつける』 (ベレ出版、2000年)
行方昭夫 『英文快読術 (岩波現代文庫)』 (岩波書店、2003年)
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和文英訳
大矢復 『大矢英作文講義の実況中継』 (語学春秋社、2000年)
大矢復 『大学入試最難関大への英作文』(桐原書店、2004年)
富岡龍明・G.ワトキンス 『大学入試英作文実践講義』 (研究社出版、2000年)
『英作文のトレーニング』シリーズ (増進会出版社)
国弘正雄 『怒涛の入試英作文基礎20題』 (たちばな出版、2003年)
国弘正雄 『クニヒロの入試の英作36景』シリーズ (南雲堂)
鬼塚幹彦 『「京大」英作文のすべて』 (研究社出版、2005年)
佐々木高政 『和文英訳の修業』 (文建書房、1981年)

[注記] 以上に掲げたのは、高度な英文和訳・和文英訳の学習に資すると思われる本の包括的リストである。受験生にはすべてをこなす時間的余裕は当然与えられていないので、適宜、自分に合う本を選択して、学習することが勧められる。

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数学
代数的な問題が出やすい。幾何的な問題が出やすい東大と対照的である。

文系なら、数列、確率、ベクトル、微積分、 理系なら数Vの微積に加え、行列が頻出である。 また文理を問わず整数問題が出題されやすい(年に2問の出題もある) 今年度から教育課程が改まったのに際し文系でも数Cが出題されるので、1996年度以前の入試 で頻出であった行列・一次変換は要注意である。

近年の問題は易しいが、証明問題が多かったり、誘導・小問のない問題が 多かったりと、入試問題としては適度な差が付き、合否を決める科目になりやすい。

対策としては、「青チャート」か「大学への数学 1対1対応の演習」 あたりで一通りの解法をマスターし、無理して難問を解こうとせずに標準問題でミスをしない 学力をつけ、過去問を5ヵ年分や京大模試の問題集に取り組んだ方が良い。

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数学の発想のしかた
東大や京大では、知識は教科書レベルでも発想のしかたで差がつく問題が出題される。 この辺を強化するには、さくらの数学の発想のしかた:東大編が役立つ。講義形式なので勉強しやすい。


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推薦図書
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総合演習用
大学への数学シリーズ マスターオブ整数(東京出版)
大学への数学シリーズ 解法の探求・確率(東京出版)
大学への数学シリーズ マスターオブ場合の数(東京出版)
大学への数学4月号増刊 新数学スタンダード演習(文系向け・東京出版)
大学への数学5月号増刊 解法の探求T(数Vを除いてカバー・東京出版)
大学への数学6月号増刊 解法の探求U(微積分・東京出版)
大学への数学8月号増刊 新数学演習(東京出版)
大学への数学シリーズ 数学ショートプログラム(東京出版)
荻野の天空への理系数学 (代々木ライブラリー)
やさしい理系数学  (河合出版)
ハイレベル理系数学  (河合出版)
最高峰の数学へチャレンジ (駿台文庫)
チャート式 数学難問集100 (数研出版)
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解法習得用
チャート式 シリーズ (数研出版)
チャート式 基礎からの シリーズ (数研出版)
大学への数学 (研文書院)
大学への数学 1対1対応の演習 シリーズ(東京書籍)

[注記] 以上に掲げたのは、理系を中心とした数学の高度な問題集・参考書である。受験生にはすべてをこなす時間的余裕は当然与えられていないので、適宜、自分に合う(つまり自分の受験する入試に適合する)本を選択して、学習することが勧められる。

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世界史
【1】【3】が300字の論述。【2】【4】が小論述を含む単問集合である。 【1】【2】がアジア系、【3】【4】が西欧系(アフリカも含む)という出題が多い。

基本的に、検定教科書の範疇を超えない問題が多く出題される(特に論述)。単問では多少範囲外の問題が見られるが、先ずは教科書に記されている事項を確実に押さえる事が最優先である。論述を課す大学の内で、京都大学は最も平易な問題が出題され易い大学の一つである。

尚、論述に際して、多くの年号を記憶している事は強力な助力となる。これは他大学の論述に関しても同様である。

2006年10月11日 23:35