学歴社会

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学歴社会(がくれきしゃかい)とは、欧米の先進国に対して、それに追いつこうと新進の発展途上の国々が対外的に国を開き、経済水準、防衛力の増強を図ろうとする場合、その国の中でリーダーシップを発揮できる人材として選ばれるためには、高度で質の高い教育を受けていなくてはならないと看做され、そのために我先にと高等教育機関に若者が殺到する現象。

学歴を追い求める現象には、著名で優れたハイレベルの学校と思われているところで学んだことが、即良い教育を受けたことと誤解されるという問題もある。

「何を学んだか」ではなく、「どこを出たか」が重視されるという逆転現象と学歴・資格の偏重・盲信は、学歴社会病の真っ只中にある国々に共通の現象。日本以外に、韓国、香港、台湾、シンガポール、中華人民共和国などの国々、またアフリカでも工業化の真っ只中にある国々にもこうした様子が見られる。

ロンドン大学のロナルド・ドーアが、『学歴社会 新しい文明病』(岩波書店)でその点を指摘して知られるようになった。

ただし、欧米に学歴社会がないわけではなく、フランスではバカロレア(ヴァカロレア)合格者が社会指導者のかなりの部分を占めているし、アメリカでもアイビーリーグに代表される名門大学出身者の社会的地位は高いことが多い。日本は大卒者と高卒者以下との生涯年収の差が世界的に見ても小さいことから、特に学歴社会とは言えないという見方もある。


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