学習指導要領

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学習指導要領(がくしゅうしどうようりょう)とは、

文部科学省が告示する教育課程の基準のことである。


学習指導要領の概要
学習指導要領は、小学校、中学校、中等教育学校、

高等学校、盲学校、聾学校、養護学校の各学校と各教科で

実際に教えられる内容とその詳細について、

学校教育法施行規則の規定を根拠に定めている。

国立学校、公立学校、私立学校を問わずに適用されるが、

実際の状況では、公立学校に対する影響力が強い一方で、

私立学校に対する影響力はそれほど強くない。

なお、幼稚園では、学習指導要領に相当するものとして

幼稚園教育要領(ようちえんきょういくようりょう)がある。

 
 
学習指導要領の内容

学習指導要領の内容は、校種によって若干の変化はあるが、

総則  教科 道徳 特別活動

からなる。ただし高等学校においては道徳を扱わない。

盲学校、聾学校及び養護学校においては上記のほかに自立活動が含まれる。

また、2002年に小学校中学年から高等学校に創設された総合的な学習の時間は、

総則の中で規定されている。

 
学習指導要領の内容は、学校をめぐるさまざまな事件、

受験戦争の激化、不登校、校内暴力などや、

特に歴史などでは近隣の国々と日本の間の過去の関係やその理解の仕方などで、

変化してきている。


 
学習指導要領の法的位置づけ

各教科の単元の構成やその詳細が指示されているが、法令ではない。

しかし、学校教育法施行規則に基づいて定められているため、

その効力については議論があるが、裁判所の判例によると、

一部法的拘束力とするには不適切な表現があるものの、

全体としては法的拘束力を有する、と判断されている。


 
学習指導要領の変遷


年度は小学校で実際に開始された年度である。

中・高などでは1年以上遅く実施された場合がある。

1コマは小学校では45分、中学校・高等学校では50分を単位時間とする。


2002年〜

戦後7度目の改訂といわれる、現行の学習指導要領。

小学校6年間の総授業時数は5367コマで、国・算・理・社・生活の合計授業時数は3148コマ。

中学校3年間の総授業時数は2940コマ。

 
生きる力の育成とゆとりある教育をねらいとし、

自ら学び自ら考える力の育成、教育内容の厳選と基礎・基本の確実な定着、

特色ある教育・学校づくりを目指して改訂された。

 
学校完全週5日制が実施された。

中学校では英語が必修となった(実質的には大部分の学校で以前も必修扱いであった)。

また、小学校中学年から高等学校において総合的な学習の時間が、

高等学校において情報科が創設された。

その一方で、教科の学習内容が大幅に削減され、

さらに中学校・高等学校においてはクラブ活動(部活動)に関する規定が削除された。
 

学習内容の削減について中学受験塾の日能研は大々的に「円周率が3と教えられる」とか、


「学習内容が3割減らされる」などと広告を打ち、多くの論者が論争に参加したため、

「2002年問題」として大きく騒がれた。こういった危機感もあり、

そのうえ私立学校との格差は一層広がったため、

首都圏などでは中学受験熱に拍車が掛かった。

非難の声が高まったため、文部科学省は、

学習指導要領は最低水準との見かたを示した。

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